私たちが目指すのは、「患者さんを笑顔にする看護」、そして「自分たちも笑顔になる看護」。それはつまり、患者さんや私たちのクオリティ・オブ・ライフを守ること。次の5つの特徴で「しあわせを支え続ける離島看護」を実践しています。
- 安心して子どもを産み育て、高齢になっても住み慣れた場所で自分らしく暮らす。その環境を守るため、当センターは26の診療科を揃え、小さな子供から高齢者まで幅広い疾患に対応できる看護体制を整えています。そのため、小児看護や透析看護といった専門性の高い看護までさまざまな経験を積めるうえ、総合的な視点を持った看護力を見つけることができます。
- 医療が細分化されている都市部では、急性期から生活期までの看護も分断されがちです。当センターでは、外来、入院はもとより訪問看護とも連携し、急性期から生活期まで一貫した看護体制を整え、退院後もご本人もご家族も安心して暮らせる医療環境を守っています。人と人とのつながりを大切にする地域性を生かしたチーム医療を経験することで看護の幅、人としての幅が広がります。
- 助け合いの精神が強い土地柄、看護師と患者さんが親しく、患者さんのバックグラウンドや生活状況を考慮し、寄り添った看護ができることは当センターの強みです。また当センターには、親子や兄弟姉妹、夫婦が看護師として勤務する割合が多く、家族の視点に立った温もりと思いやりの看護が根付いています。そのため、仕事においても助け合いの精神が根付いており、働きやすいのも特徴です。
- 患者さんが安心して治療を受け、療養していただくには、高い看護の知識と技術が必要です。一流の講師陣による講習や実技指導、研修会や勉強会を定期的に行う他、eラーニングなどインターネットを利用した教育システムを導入し、看護力の向上、キャリアアップをサポート。認定看護師資格取得、特定行為研修受講などの資格支援も積極的に行っており、認定看護師や特定行為看護師など、現在11名のスペシャリストが活躍しています。
- 「クオリティ・オブ・ライフ」を守るという視点は、看護だけでなく、私たち看護師が働く環境、暮らす環境にとっても重要です。共働きやシングルマザー、Iターンなどの島外出身の看護師が多く働く当センターは、「かごしま子育て応援企業」として登録され、24時間の院内保育所など子育てしやすい環境、育児休業、介護休業などの各種福利厚生も充実。「ワーク・ライフ・バランス」を大切にした働き方、それぞれのライフステージに合わせた働き方を選べる環境を整えています。
私たちが実際にどのように働き、暮らしているのか、離島医療に従事する新人看護師の一日をご紹介します。
入職のきっかけは、小さい頃にとてもお世話になった医師が種子島医療センターにいらっしゃると知ったことでした。先生のように患者さんや家族を支えられる存在となりたい、看護師としても人としても成長したいと考え、種子島で働くことを決めました。不安もありましたが、みなさん心温かく、家族のように密にコミュニケーションをとりながら離島医療を学べることに魅力を感じています。急性期病棟では、子どもから高齢者まで幅広い患者さんの状態を瞬時に判断し、適正なケアを行う対応力が必要ですが、タイムリーに研修が組まれるなど教育体制が充実し、先輩方が厚くサポートしてくださるので、日々、看護師として成長できていると思います。
各部門により多様な勤務帯を導入
【病棟勤務の場合】
2交代制:[日勤]8時30分~17時00分[夜勤]16時30分~8時45分
※[早番]6時30分~15時00分、[遅番]13時00分~21時15分
休日制度:週休2日制
【病棟勤務の場合】
2交代制:[日勤]8時30分~17時00分[夜勤]16時30分~8時45分
※[早番]6時30分~15時00分、[遅番]13時00分~21時15分
休日制度:週休2日制
大自然の中でマリンスポーツやアウトドアを楽しめるだけでなく、おしゃれなカフェやレストランもある種子島は、暮らすにも魅力的なところです。自分らしいライフスタイルを求めて、他県から移住してきたスタッフもたくさんいます。職員宿舎も充実しているので、初めての一人暮らしですが、ワーク・ライフ・バランスを守りながら快適に過ごしています。
暮らしをサポート福利厚生を完備し、安心して働ける環境を整えています。
遠方から入職したスタッフが職場や環境に慣れるまで安心して暮らせるよう、病院近辺にアパート・マンションタイプの職員宿舎(4か所に6棟)を用意しています。
2021年に完成した新職員宿舎。2Kと1Kタイプがあり、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、ベッドなどの家具家電、シャワー付きの洗面化粧台、クローゼット、Wi-Fi、宅配ボックス、防犯カメラを設置。2024年には新たに2棟完成。詳細はリクルートページ「種子島で豊かに働く、暮らす」で紹介しています。
- 休暇制度:年間休日数105日(有給休暇、リフレッシュ休暇含む)
有給休暇10日(6ヶ月経過後、お盆休み2日、年末年始4日)、リフレッシュ休暇(毎年3日間)、慶忌休暇、育児休業(子どもが1歳に達する日まで)、介護休業(通算93日間) - 加入保険:健康保険・厚生年金・労災保険・雇用保険・病院企業年金基金
- 施設:職員宿舎(6棟)、レストラン、院内保育所
- 退職金制度:勤続3年以上 当院規定による
職務手当、看護職員処遇改善手当、資格手当、準夜手当、深夜手当、夜勤手当、早出勤務、遅出勤務、通勤手当、住宅手当、赴任手当、扶養手当など、諸手当が充実しています。
部署を越えた交流も盛んで、サーフィン部や釣り部など、医師と医療スタッフが一緒にサークル活動を行うほか、ゴルフコンペや院外サークルも充実しています。
子どもが1歳に達するまで育児休業を取れる他、育休後は24時間対応の院内保育所に預けることができ、院内には小児外来もあるので仕事をしながら子育てができます。
院内保育所では、0歳から小学校就学前までの乳幼児を対象に24時間対応しています。病院から徒歩2分のところにあり、授乳や急な発熱などの場合もすぐに駆け付けることができるので安心です。