〈概要特色〉
腎臓の病気には多くの種類があり、種類によって診療科が異なり、腎臓内科では、主に腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病(CKD)などを診療し、腎臓結石、腎がんは泌尿器科で扱います。また、のう胞腎や腎盂腎炎など、両方の科にまたがるものもあるため、検査で原因を突き止める必要があります。
当科では、腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、CKD、透析(血液透析、CAPD、血液浄化療法など)に至る内科的腎疾患、透析合併症について対応し、水曜と木曜の週2回、予約制で外来診療を行っております。
当センターは検査の最新設備を整えており、問診、尿検査、血液検査、腎エコー検査などにより腎臓病の種類を診断し、患者さんやご家族と相談しながら治療を進めています。さらに、透析センターを併設し、医師を中心に専門性の高い看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床工学技士がチームとなって透析治療にあたり、全人的医療に配慮しているのも特徴です。
腎臓病は自覚症状が分かりにくく、早期の対応がとても重要です。健診で尿検査の異常(尿蛋白や尿潜血など)、腎機能を示すクレアチニン値やeGFR値の異常を指摘された場合は、早めに腎臓内科を受診することをお勧めします。
〈主な対象疾患〉
検尿異常、高血圧、IgA腎症などの慢性糸球体腎炎、急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、全身性エリテマトーデスなどの膠原病による腎障害、腎硬化症、肥満関連腎症、急性腎不全、慢性腎不全、電解質異常、透析療法、透析合併症など
〈実績〉
外来患者数
2021年度 | 1,064件 |
2022年度 | 974件 |
2021年度 | 1,068件 |