血液内科とは、悪性貧血、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液がん、リウマチや膠原病のような自己免疫疾患を主に扱う診療科です。
当科では、月2回(水曜日)の予約制で、専門医による外来診療を行っており、血液疾患では、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫の治療後、成人T細胞白血病、慢性骨髄増殖性疾患、免疫性血小板減少症、骨髄異形成症候群、悪性貧血を、膠原病・リウマチ性疾患では、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群、強皮症を主に診療しています。
血液疾患においては、分子標的薬、抗体医薬品などの治療法がめざましく発展、進化しています。当科では、患者さんの状態に合わせて選択できるよう、新しい治療法を取り入れながら、ご本人やご家族が納得できる治療を、相談しながら進めております。さらに医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、ソーシャルワーカーのチーム診療により、その方の生活スタイルにあった病気の受け止め方や生活指導を行う全人的ケアを提供するように心がけております
膠原病・リウマチ性疾患は、体内の異物を排除するための免疫のバランスが崩れ、正常な組織に攻撃を加えることによって全身の臓器に炎症を引き起こす自己免疫疾患で、慢性疾患のために長期にわたり継続的な治療が必要となります。
様々な治療の選択肢を提示できるよう、例えば関節リウマチについては、抗体療法などの新しい治療薬を取り入れるなど、新規治療薬も取り入れており、必要に応じて内科、皮膚科、整形外科などの診療科と連携しながら診療に当たっています。
貧血症、多血症、多発性骨髄腫、白血病、免疫性血小板減少症、血小板増加症、リンパ腫、骨髄異形成症候群などの血液疾患全般および全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群、強皮症などの膠原病・リウマチ性疾患
2021年度 | 709人 |
2022年度 | 803人 |
2023年度 | 932人 |