人数制限による発表会を実施
12月28日(月)、今年最後の研修医発表会が行われました。
種子島もコロナ禍にあり、発表会は人数制限での実施となりましたが、研修医の育成をストップすることは、地域医療の発展を止めてしまうことになるため、種子島医療センターでは、万全の感染予防対策を講じながら研修医を受け入れています。
32回目となる研修医による症例発表をしてくださったのは、鹿児島医療センターからこられた下川廣海先生です。10月から2カ月間、種子島で暮らし、離島ならではの医療を体験していただきました。
発表会では、徐脈による急性心不全による意識消失の患者さんの症例を取り上げ、心電図の比較検討、原因の解明、一時ペーシング留置術を考慮した治療法などを紹介されました。また、このような急性期はもとより、慢性期の診療から外来診療、訪問診療まで、トータルで関わる離島医療を体験し、医師として貴重な経験を積めたこと。さらに種子島医療センターにはほとんどの科が揃い、専門科の先生にすぐ相談できる環境の良さや医療スタッフとの連携の良さについても語ってくださいました。
プライベートでは海釣りを楽しんだ様子でしたが、魚をさばくのは苦手なようで釣った魚は釣りに来ていた人にあげてしまっていたそうです。次回はぜひ、釣果を自らさばいて食する釣りの醍醐味を味わっていただきたいと思います。
下川先生には、年末のお忙しい時期までありがとうございました。また当センターで勤務していただける日が来ることをお待ちしております。
今年もさまざまな研修医の先生方に来ていただきました。大変な状況にもかかわらず、当センターを研修先に選んでくださったこと、この場を借りてお礼申し上げます。