10月朝礼講話―地域医療の未来を創るために―

 

10月はスポーツの秋、味覚の秋、読書の秋と沢山の秋があるのですが、今回、学問の秋として、今月の7~8両日に日本ヒト細胞学会を種子島で開催します。
種子島では初めての医学会開催です。この学会での発表は、近未来に臨床応用される先端医療の数々です。
なぜ、種子島で開催されるのか?それはこの学会の研究者がロマンを現実化するために種子島が適したところだと考えたからです。

 

すでに何人かの職員にお手伝いをして頂いています。
学会を開催することは結構大変なのです。この学会も1年半前から準備を始めました。
まずこの種子島で医学会を開催できるだろうか?から始まりました。
2年前、最初はお断りをしたのです。
ところが、どうしても種子島で開いてほしいと粘られまして、開催時期の変更を条件に承諾しました。
台風の影響を避けるため8月から10月へ変更した訳です。

 

しかし、すんなりとはいかず、まず会場予約で難航しました。
西之表市民会館を予約するのは1年前しか受け付けないという規則です。
イベント開催するには場所と日程を決めなければ先に進めません。
当時の市長を説得して会場予約そして西之表市後援を得ることが出来、さらにJAXAの協力を得て
ポスター作成に漕ぎつけた時が1年前でした。

 

学会を主催するには、学会自体の協力は当然ですが、それ以外に大学をはじめとする多くの企業、団体、種々の組織、などの協力が無ければ成立しないのです。
今回、この病院が共催となって医学会を成功に導くならば、種子島にとっても画期的なことなのです。
小さな学会や研究会の開催候補地として種子島のクローズアップが期待できます。

 

皆さんの協力と学会への参加をよろしくお願いします。

 

第35回「日本ヒト細胞学会学術集会 in 種子島」の詳細はコチラ

 

髙尾 尊身