新専門外来「心臓血管外科」のご案内
令和4年5月より、鹿児島大学心臓血管外科教授の曽我欣治先生を招き、種子島では初めてで唯一の「心臓血管外科」の外来診療が始まりました。患者さんへの負担が非常に少ない小切開低侵襲心臓手術(MICS)のスペシャリストであり、鹿児島大学病院「心血管病低侵襲治療センター」副センター長も務める曽我先生の外来を島外の病院へ行かずに当センターで受けられるようになりました。まだ「心臓血管外科外来」に馴染みのない方のために、どのような患者さんがどのような診療を受けられるのか、曽我先生にうかがいました。 |
Q:「心臓血管外科外来」では、どのような患者さんが診療を受けられるのですか?
「狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症、心膜疾患などの心臓に関わる疾患」、「大動脈解離、大動脈瘤などの大動脈疾患」、「下肢静脈瘤や閉塞性動脈硬化症などの末梢血管疾患」など、内科的な治療が難しい心臓や大動脈の手術が必要な方が対象です。 |
Q:曽我先生の診察を受けるにはどうしたらいいのですか?
毎月第3木曜日に予約で受診が可能です。循環器内科の先生からの紹介だけでなく、「他の病院で手術を勧められたけれど悩んでいる」、「外科治療について詳しく知りたい」など、手術や外科治療について不安や疑問をお持ちの方の相談も受けています。患者さんはもちろんですが、ご本人が来院できないといったご家族の方も気軽にご予約、ご相談ください。 |
Q:種子島の患者さんへメッセージをお願いします。
この記事をお読みいただきありがとうございます。現在の心臓や血管の手術は私が医師になった頃とは違い、胸やお腹の真ん中を大きく切るものだけでなく、小さな傷やカテーテルで行える身体への負担が少ない低侵襲手術が増えています。鹿児島大学ならではの最新手術を内科・麻酔科の先生方や看護師さんや臨床工学士さん達と協力し合いながらハートチームで積極的に行っております。お気軽に受診していただけたら幸いです。 |
【プロフィール】 曽我 欣治 鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 外科学講座 心臓血管外科学分野教授 1991年山口大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院、近畿大学奈良病院、市立長浜病院、小倉記念病院心臓血管外科主任部長などを経て2021 年から現職。 |