6月5日(木)、西之表市高齢支援課事業である「地域サロン支援者等研修会」が市民会館ホールで行われ、団体の代表者、支援者を対象に循環器内科医である田上寛容理事長が講話を行いました。
演題は「安全に運動を続けるために~体調確認のポイント~」について。当日は田上理事長と一緒に看護師の林美智代さんが登壇し、安全に運動を行うための血圧管理の重要性や正しい血圧の測り方をお話しました。
まずは田上理事長が、「元気アップ体操の前に血圧を測ったら、180/100だった。体操してもいいの?」との問いに次のように答えました。
運動中止の基準は
①血圧200mmHg以上
②血圧70mmHg以下
③脈拍120/分以上
④脈拍40/分以下
このほか、心臓病を患っている方、最近、身体の調子が悪い方
心不全のリハビリ中止基準
血圧180/110以上
続いて上杉謙信やルーズベルト大統領など、脳出血で亡くなった有名人や、120歳まで生きた泉重千代さんを例に血圧管理の大切さについて説明。途中、林さんにバトンタッチし、自身と母親のやりとりを交えながらおすすめの血圧測定器や測り方のコツを伝えるという、田上理事長と林さんのやりとりも軽妙で、笑いの絶えない1時間でした。
健康維持にとって血圧の管理はとても重要です。そして、正しい健康情報や医療情報を入手し、正しく行っていただくことも重要です。田上理事長が西之表市各地の公民館に出張する「医療講座」も月に1回ほど行っています。ぜひ、健康維持のためにご活用ください。
|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |