皆さん、あけましておめでとうございます。
まずは、年末年始、みんながゆっくり休んでいる間も、当直や救急対応で現場を守り続けてくれる職員の皆さん。本当にありがとうございます。おかげで、大きな事故なく年を越すことができました。心から感謝いたします。
さて、2026年。今年のテーマを何にするか考え、考え、考え……「宇宙をめざす如く」という言葉にたどり着きました。「種子島だから」と思うかもしれません。でも、あえてこの言葉を選んだのには、今の私たちに必要な「ある意味」を込めたからです。
今、私たちは「人手不足」という、非常に厳しい状況にあります。現場の皆さんには、一人ひとりにとてつもない負荷がかかっている。無理をさせてしまっていること、院長として、本当に申し訳なく思っています。
これが「重力」です。私たちを地面に引きつけ、動けなくさせようとする、重たくて苦しい現実です。
だからこそ「宇宙」なんです。
想像してみてください。宇宙ステーションにいる宇宙飛行士たちも、決して潤沢な人数がいるわけではありません。限られた少数のクルーだけで、命がけのミッションに挑んでいます。今の私たちも同じです。
人が少ない中で、どうやって「断らない救急」を守り、患者さんの命を救うのか。
そこで一番大事なのは、個人のスーパーパワーではなく、「隣にいる仲間への信頼」です。どのような逆風下にあっても、救急車のサイレンを断らず、この島の命の灯を守り抜く。それが、宇宙に一番近い島で医療に携わる私たちのプライドです。
人が足りない時こそ、声を掛け合ってください。「大丈夫?」「手伝おうか?」「ちょっと確認して」 そのたった一言の連携が、医療安全を守り、仲間の疲弊を防ぎます。
私たちは、この種子島という「宇宙船」に乗っているチームです。医師も、看護師も、コメディカルも、事務も関係ない。全員が、この船を動かす不可欠なクルーです。
「One Crew, One Mission」職種を超えた連帯感(Crew)と、離島医療の断らない救急(Mission)です。限られたクルーで挑む離島医療のミッションを今年も成功させましょう。
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最後になりますが、ロケットも整備不良では飛びません。皆さん、まずは自分の体を大切にしてください。辛い時は辛いと言ってください。みんなでカバーし合いましょう。
厳しい一年になるかもしれません。でも、このメンバーなら乗り越えられると、私は信じています。今年も一緒に、この島で、プライドを持って仕事をしましょう。
本年も、どうぞよろしくお願いします!
病院長 髙尾 尊身
