小児アレルギー疾患の中でも、近年特に増加傾向にある卵や牛乳等の食物アレルギーに対し、食物負荷試験を行う体制を整え、正確な診断に基づいた食事指導、生活指導を行っています。

毎週水曜日の午前中、子どもの運動や言語発達、行動および情緒面についての発達の相談を完全予約制で行っています。神経発達症（発達障害）関連と診断された児に関しては、必要に応じて発達障害の治療に有効な小児リハビリテーション（療育）の導入、薬物療法の検討、学校や園とのケース会議等を行っています。また、重度の心身障害児に対する医療的ケアについては、地域の訪問看護ステーションと連携して実施しています。



小児外科外来は、毎月1回、鹿児島大学小児外科家入里志教授により、鼠径ヘルニアや陰嚢水腫、臍ヘルニアや便秘等、幅広く診療しています。

小児循環器外来は2か月に1回、公立種子島病院の徳永正朝院長により、先天性心疾患、心雑音や不整脈、心臓検診等の診療を行っています。

小児血液腫瘍外来は偶数月に1回（土曜午前中）、鹿児島大学病院小児科 岡本康裕教授による血液腫瘍の診療を行っています。

当センターは、公立種子島産婦人科医院（前田宗久院長）と連動して周産期医療の充実にも取り組み、一般新生児の他、ハイリスク児の診察と1か月健診も同院で行っています。また島内の1市2町の保健センターに出向き、行政の委託としての乳幼児健診も実施しています。

積極的に予防接種を推奨しております。原則として午後から予約なしで受けることができます。詳細については電話でおたずねください。

「定期接種」：MRワクチン（麻しん風しん混合）、BCG（結核）、二種混合（ジフテリア、破傷風）、四種混合（ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ）、日本脳炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、水痘（みずぼうそう）ワクチン、子宮頸がんワクチン、ロタワクチン（2020年10月から定期接種となりました）

「任意接種」：インフルエンザワクチン、ムンプスワクチン


  大切な情報をお届けするために、2020年6月より『小児科院内報』を発行し、2か月に1回、最新の話題を提供しています。ぜひお役立てください。

2017年9月、種子島の子どもたちの子育ち支援を、医療・保健・教育・福祉の４本柱で行うことを目的に結成された有志の会です。「子どもは未来、すべては子どもたちとともに」をスローガンに、子どもに関する社会的な問題を認識し、子どもや家族の代弁者として問題解決にあたるように努めています。一般的疾患など日常よくある子どもの健康問題だけでなく、小児保健や学校保健の地域計画に参加し、乳幼児・学童・思春期を通して健康支援・精神的支援・予防医療を実践するなど、痒いところに手の届く支援活動を行っています。
 種子島四葉の会