種子島医療センター

4月講話  種子島医療の新しい扉を開けよう―離島医療の飛躍をめざして―

 

我が国の医療現場では看護師激減が深刻さを増し、医療安全、医療の質の低下が懸念されている。また、2024年度の医療機関の倒産が過去最悪の件数となっている。「現在の働き手激減」が起因となる「近未来の医療崩壊」がすでに始まっているのかも知れない。

 

ピンチをチャンスに変える時。今の疲弊した現状を根本から変えるために、病院の古い仕組みから新しい仕組へ転換しよう。

 

私たちは質の高い、効率的な医療を実現したい —— それは幸せの医療に繫がる。医療者のためにも、患者のためにも、その高い目標を実現しよう。

 

医療・福祉は時代が変わっても衰退してはならない分野。時代に取り残されないためには、現在の医療現場では当たり前になっている旧態依然の業務、慣習を見直さなければ、SNSやAIを使いこなしているデジタルネイティブ世代の若者(医療人材)に、これまでの古い医療は選ばれないだろう。

 

今、私たちは、いくつかの病院改革と意識改革の扉を開けようとしている。

  • ① 看護師数に対応した適切な病床数
  • ② 効率的で柔軟性のある病棟運営と新規システムの導入
  • ③ 医療安全と感染症対策に対する職員全員の意識改革
  • ④ 救急医療の向上、より安全な緊急手術をめざすDX医療導入
  • ⑤ 外来患者に対応するクラーク・医事課業務の効率化
  • ⑥ DPC医療・加算・レセプト業務の見直し
  • ⑦ 働き手減少に対する外国人雇用の推進
  • ⑧ 幸せを感じる離島ワークライフバランス

 

すべては自然であり、変化なのだ。

時代が要求する、かつ職員が期待する病院改革には、働き方改革との統合性が求められる。最大の効果を実現するためには、職員全員の意識改革とやり遂げる勇気そして圧倒的な実行力が必要不可欠だ。

 

種子島医療の新しい扉を開けよう!

病院長 髙尾 尊身