3月朝礼講話―ストレスマネージメント―

 

今年もあっという間に2カ月が過ぎ去りました。
いつの間にかインフルエンザもピークを過ぎて下火になって来たようです。
春一番が来て、中種子の河津桜も満開となって春が刻一刻と近づいて来るのがわかる今日この頃です。
皆さんは、一昨日の医療失敗学の講演を楽しんだことと思います。
是非、医療現場に生かして下さい。

 

さて、私たちは日々仕事に追われ、そのストレスをどのように消化しているのでしょうか。
ついつい、家族やたまたま近くにいた仲間に怒りをぶっつけることがないでしょうか。
 
最近、新聞でアンガーマネージメントに関する記事を読みました。
その記事によると、
①怒りの感情のピークは長くて6秒、この6秒ルールは聞いた人もいるかと思います。
②この記事によれば、日本では30~40代の女性が多いそうです。
 なぜ、この話題を選んだかというとこの点に興味を持ったからです。
③男女比は意外にも4:6と女性の方が多いのです。
④最近の1ヵ月で、20~40代女性で「イライラした」割合が7割だったそうです。
⑤怒りを抑える方法として「心の筋トレ」が流行っているそうです。

 

このアンケート調査では職業には触れていませんでした。
私が思うに、もし看護師さんだけに限るとどうだろうか?という興味がありました。
日々、患者相手に悪戦苦闘していることもしばしばですね。
極めて崇高な仕事である一方、本当に大変な仕事です。
だからと言って、「心の筋トレ」をするほど時間の余裕は無いと思います。
そこで、「心の筋トレ」ではないのですが、私は理不尽なことに怒りを感じる時、思い出している言葉があります。

 

ケント・キースの「人生の意味を見つけるための逆説の10カ条」で、その第1条が気に入っています。
自分の怒りやストレスを抑制する時に読むようにしています。
「人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい」

 

今月は春がやって来る月です。ポジティブに明るく仕事に励みましょう。

 

髙尾 尊身