4月朝礼講話―希望の灯り―

 

おはようございます!
まずは新しく入職された方々に「種子島によくいらしゃいました」。
今日は久しぶりの快晴で種子島も喜んでいます。
振り返って見れば、昨年度は熊本地震、トランプ大統領の誕生等、1年前の今日には考えてもいなかったことが、次々と起こった1年でもありました。
果たして、この新年度が平和で安息に満ちた年になるかは誰にもわかりません。

 

この様な時代の中で、新しく入職された方々は希望の灯りです。新しい仲間の顔には希望が輝いています。私たちはその希望に答えるために、私たち自身の希望の灯を燃やし続けなければならないのです
先輩の皆さんには、新しい仲間に対して、優しく時には厳しい御指導、御教示を心からお願いいたします。

 

種子島医療センターとして2年目を迎えます。
新しい仲間とともに、私たちの役割を確認したいと思います。
私たちの役割は、種子島住民の生命を守る、あるいは充実した人生を送って頂けるためのサポートをすることです。
「安全・安心」の生活を保障する大変重要な役割を果たしています。
このことは、「理念」に集約されています。

 

老婆心だとは思いますが、新しい仲間の皆さんに「5つのしないこと」を挙げます。
1. 失敗にこだわらない
失敗を忘れることなく、頭の片隅にとどめておく。そうすることで、より良い医療安全に向けて自分を変え、適応させていくために役立てることができる。
2. 自分を疑わない
忍耐力を養う。失敗しても、疲れても、面白くないと思っても、医療を諦めてはいけない。誰かに「あなたには無理だ」と言われても、それは他人の意見だと受け止める。
3. 自分を哀れまない
自分を哀れんだりしない。それは自分自身の力を放棄すること。
4. 怠けない
医療技術の自信を高めるための努力を続けることは、精神的な強さを得ることにつながる。
5. 悲観しない
医療のニュースは悲観することが多く取り上げられるが、自分にはどうすることもできない事柄に、心を捉われたりしない。

 

種子島の医療を前進させるために、この1年を皆さんと伴に頑張りましょう。

 

髙尾 尊身