4月朝礼講話―見上げてごらん夜の星を―

 

おはようございます。

まずは新入職の皆さん、種子島医療センターを選んでいただき本当に有難うございます。

県外からの皆さんには「ようこそ種子島へ」、種子島出身の皆さんへは「お帰り種子島に」と心から歓迎いたします。

あなた方の選択は正しかったと心から思う時が必ずやって来ます。
また、大学から交代で来られた整形外科、消化器内科、小児科の各先生と研修医の方々には今日からの診療を宜しくお願い申し上げます。

 

「自然が人を養う」と言われますが、種子島は豊かな自然に恵まれています。
都会になじんだ皆さんに勧めたいのは夜空を見上げることです。

種子島の澄んだ夜空には、手に取れるような星々が輝いています。
宇宙に一番近い島ならではの美しい夜空です。

何億年も遠い過去に発した星の光は私たちを未来へと導きます。

その不思議な光の効果でしょうか、星を見るとストレスが癒え、希望が湧いてきます。

希望は熱意を生み育みます。

星が好きな人はロマンチストと思われがちですが、むしろ現実的な人こそ星の光から明日への活力を得ることが出来るのかも知れません。

 

皆さんはそれぞれに目的や使命感をもった離島医療の担い手です。

もし壁にぶつかった時は種子島の夜空を見上げてください。

きっと星の光が希望とパワーを授けてくれます。

 

新年度も頑張っていきましょう。

 

髙尾 尊身