種子島医療センター

田上理事長の講話
令和7年9月


 「実は人生全部逆だった」


私はいつも職員の皆さんに、幸せで豊かな人生を送ってほしいと願っています。

年齢、性別、職種、勤務形態は関係ありません。職員のみなさんは、これだけ島民のために頑張っているのだから、必ず幸せになれるはずです。

そこで今回は、みなさんが幸せで豊かな人生を送るための“実は人生全部逆だった”という話です。

  • 1.「良いことがあったから感謝する」のではなく「感謝するから良いことが起きる」

多くの人が「うれしい出来事があったら感謝しよう」と思っています。でも実際には、先に感謝することで良い出来事を引き寄せるのです。感謝する人は周囲に優しくなりチャンスも巡ってきます。


  • 2.「幸せだから笑う」のではなく「笑うから幸せになる」

無理やりでも笑顔をつくると、脳が「今は楽しい状態だ」と錯覚し、本当に気分が明るくなります。外側の条件ではなく、表情から内面を変える。これはとても簡単で即効性のある方法です。


  • 3.「チャンスが来たから動く」のではなく「動くからチャンスが来る」

待っていてもチャンスは来ません。行動している人にだけ偶然が訪れます。小さな行動でいい。人と話す、行事に参加する、調べてみるなど、動き出すことで人生は変わり始めます。


  • 4.「準備が整ってから始める」のではなく「始めることで準備が整う」

「もっと知識をつけてから」「時間ができたら」と準備ばかりしていませんか? でも実際には、動き出したからこそ必要な準備や情報が見えてくるのです。完璧な準備は永遠に来ません。不完全でもスタートする勇気が未来を切り拓きます。


  • 5.「勇気が出たら行動する」のではなく「行動するから勇気が出る」

勇気は行動することで湧いてきます。最初の一歩が小さくても、それを踏み出すことで自信と勢いがついてくるのです。勇気は「動いた人に宿るエネルギー」なのです。


  • 6.「幸せは探すもの」ではなく「もうあると気づくもの」

幸せを探しても永遠に見つかりません。でも、今ある日常に目を向けると、すでに多くの幸せがあることに気づきます。探すのではなく「今、ここ」に意識を向けてみましょう。


つまり、人生を幸せで豊かにするには、自分の考え方次第ということです。

考え方を変えるだけで、皆さんの人生がいい方向に変化するかもしれません。

是非実践してみてはいかがでしょう。



令和7年9月

理事長 田上 寛容