令和6年7月
104歳のおじいさまが「104歳の思い出を振り返る」というタイトルの講演会にて語った初恋の思い出の話です。
まだ若かりし学生ころ、初めて付き合った女性を親友に紹介したのだそうです。すると、徐々に恋人の雰囲気がなんとなくおかしいように感じ始めました。
そんなある日のこと。その親友が自分の恋人とデートしているところを目撃してしまった。親友に自分の初めての恋人を奪われてしまったのでした。
若かりしころのおじいさまは、ショックでショックで声も出ないほどでした……。
それから30年を越える月日が流れたある日のこと。
おじいさまは、駅のホームで一人の女性に声をかけられました。「誰だろう?」と思って振り向くと、なんと、その昔の恋人ではありませんか! 30年も経っていたにもかかわらず、元恋人の彼女の方が彼に気づいたのです。
あの日から、30年以上経った彼女の姿をみて……。
おじいさまは、ほっと胸をなでおろしたのだそうです。
「あのとき別れておいてよかった」
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どんなに大変だったことも、
どんなに悲しかったことも、
いつか笑える日がきます。
小学生のときの悩み、なんだかんだいって、乗り越えてきましたよね。
高校時代の悩み、なんだかんだいって、乗り越えてきましたよね。
だから、今の悩みだって、大丈夫です。
なんだかんだいって、ちゃんと時間が解決してくれる。
「日にちぐすり」です。
一秒一秒過ぎ去る時間は、あなたの味方です。
だから、大丈夫だよ。
引用:あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる(ひすいこたろう著)
理事長 田上 寛容