田上理事長の講話
令和6年6月

前回、嫁に迎えを頼んだのに、忘れて来ていなかったという話をしました。
さて、そんな時、あなただったらどうしますか?


① 「なぜ忘れるんだ!」と怒る
② 「今回は許すが、次は許さない」と脅す
③ 「もうお前を頼らない」と無視する
④ 「次回はちゃんと来てね」と許す


ちなみに、私はどうしたかというと、悪びれることなく30分以上遅れて迎えに来た嫁を、怒りはしませんでしたが、許すことも出来ず。しかし、私の心のもやもやは晴れることもなく、たまりかねた私は「あなたの時計壊れてるの? 年と一緒でだいぶ古くなってきたもんね」と嫌味たっぷりに言ってしまいました。

日常のいろいろな場面で想定外の事がおこります。それに対する反応は人それぞれだと思います。私は、それに正解はないと思っています。なぜなら、人の性格やその時の状況は様々であり、こうすればいいとは一概に言えないと思うからです。

もちろん、失敗がないことは大事かもしれません。予定通りが大事かもしれません。ただ、人生で想定外のことが起こるのは当たり前であって、大事なのは、もし何かが起こったとしても、それを受け入れて対処し、それでも前に進むことだと思います。

コロナ禍もそうでした。あんなことが起こるなんて誰も想定していなかったでしょう。でもみなさんと一緒になんとか乗り切ることができました。コロナ禍を過ぎても想定外に大変です。でも私は、この先どんなことが起ころうと、みなさんとなら前向きに乗り越えていけると信じています。これからも宜しくお願い申し上げます。


さて、翌週に再び鹿児島への出張があり、今度は嫁が絶対に忘れないようにと、2日前から何度もメールして迎えを頼んでおいたところ、出張に行く前日の夕方、嫁から電話があったので出てみると「港に着いているんだけど、まだ船から降りてこないの?」とのこと。今回は一日早く迎えに来てくれていたようです 。やっぱり時計が壊れているのかな(^^;)


理事長 田上 寛容