種子島医療センター

症状で探す

よくある質問

田上理事長の講話
令和8年7月

 韓国のドラマが面白い。

 初めて観るまで全く期待はしていませんでしたが、友人に絶対に観た方がいいと強く勧められ、しぶしぶ観始めたのが“梨泰院クラス”。これがよく出来たストーリーで面白かった。次に観たのは嫁から勧められた“ウヨンウ弁護士は天才肌”。主役の可愛いさと演技力にハマった。さて、次は何を観ようかと考え、熟慮の末に決めたのが、以前からタイトルだけは知っていた“愛の不時着”。

 パラグライダーに乗った韓国財閥の令嬢が、突如竜巻に巻き込まれ非武装地帯を越えてしまい、不時着したところを北朝鮮の軍人に助けられる。惹かれ合った二人が様々な苦難を乗り越えながら心を通わせていくというラブストーリーです。まだ半分ぐらいしか観ていませんが、ドキドキする展開に目が離せません。


  さて、このドラマの中で二人の乗った平壌行きの列車が草原の真ん中で止まってしまったときに、軍人のリ・ジョンヒョクが戸惑う令嬢のユン・セリに語ったセリフが心に残りました。そのセリフとは「インドのことわざに“間違って乗った電車が時には目的地に連れて行ってくれる”という言葉がある」というものです。


 人生は予定通りにはいかないものです。

 そういう私もこんな人生を歩むなんて夢にも思っていませんでした。みなさんもそうだと思います。自分の思い描いた人生をその通りに進んできた人はいないと思います。でも案外、その方が楽しかったとか、いろいろな経験ができて良かったと思えることも多いのではないでしょうか。

 普段から仕事でもプライベートでも予定外のことばかりだと思います。でも、前に進むことをやめずに、今起きている目の前のひとつひとつのことに取り組んでいくことが大事なのです。

 どんな目的地に着きたいかさえ考え続けていれば、たとえ間違った電車に乗っても必ず幸せだと思える目的地に連れて行ってくれると思います。

 大事なのは、とりあえず電車に乗ってみることです。


 さて、物語がどこに不時着するのか、これからがとても楽しみです。

 でも、もし私がパラグライダーに乗ると言い始めたら、誰か止めてください。



令和8年7月

理事長 田上 寛容