朝礼講話

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7月講話  マッチョは病院を元気にする?

常々思っていることがある。種子島は予想に反して車社会で、しかも喫煙者が多く、住民は歩くことをしない。70歳を過ぎると足腰が弱くなり、喫煙者はCOPDとなり、転倒骨折、嚥下性肺炎などでの入院が多い。本院の職員たちもその中の一人なのだろうか? ...
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6月講話  ゴジラと北里柴三郎

私が最初に観た映画は7歳の時で、「ゴジラ」(1954年公開)だったと記憶している。実に70年ほど前である。その架空の恐竜ゴジラは今や世界的スターとなっている。知っている方も多いと思うが、オスカーを獲得した映画の主演(?)なのである。正確に言...
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5月講話  プロフェッショナル ーBe a professionalー

「自分のやることをわかっていて、本当に責任を持って仕事をする人ですね。そして行動に移す人です。考えてばかりいないで、きちんと行動に移す。責任をわかって行動に移すということですね。」
—『プロフェッショナル 仕事の流儀 北村愛子 専門看護師 ...
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4月講話 あなたの可能性が種子島医療の可能性 ―どんな君でも大丈夫、ひとり一人の集積が種子島医療です―

寒い冬を抜けてという実感が無いまま春を迎えている気がしています。ひょっとすると、今年の春はいつもと違うのかも知れません。昨年の世界気候は歴史上一番暑かったとの報道がされました。だとすれば、異常な気候変動に慣れてくる私たちにも怖さを感じます。...
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3月講話 人生ブギウギ!! ー 人生は壮大な暇つぶしみたいなもの ー

世界大百科事典によれば、収入だけでは家賃をまかないきれなくなると、黒人たちは相互扶助運動として〈家賃パーティ〉をおこし、入場料と飲食費から利益をひねり出して家賃の支払にあてたという。このパーティではピアノが使われ、打楽器的ブルース・ピアノ奏...
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2月講話 南海トラフ巨大地震への備えは出来ているか?

令和6年元旦に能登半島はM7地震による甚大な被害に見舞われた。翌日には羽田空港で日航機と海保機の衝突事故が起こり、令和6年の始まりは暗雲が立ちこめた。あれから1ヶ月が過ぎようとしているが、被災地の復興は遅々として進んでいない。神戸大震災、東...
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令和6年1月講話 新たな世界へ ―昇龍が如く―

明けましておめでとうございます。 みなさんとともに新年の幕開けを迎えることができて、嬉しく思います。 暗黒から抜け出し夜明けの年となる2024年。 干支の中で唯一、架空の生き物であり、伝説上の存在である「龍」の年。 中国では、龍は麒麟、鳳凰...
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12月講話 AI医療革命前夜

2023年も1ヶ月後には過去になります。ただ、2023年はいろんな意味で重要な年であったと記憶されるに違いありません。中でも、コロナ禍からの脱出(?)は嬉しい出来事でしたが、新興感染症への恐怖が去ったわけではありません。本院で、2~3月にC...
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11月講話 mRNAとアト秒、Zの衝撃

まだ、覚えているだろうか? 今年のノーベル医学生理学賞は、mRNAを利用してCovid-19ワクチンを開発した2氏に贈られたことを。人類を感染症から救い、mRNA創薬の扉を開いた功績は大きく、mRNA創薬は益々活発になり、近い将来、癌および...
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10月講話 ウクライナと種子島 ―戦禍の国から学ぶ―

種子島の秋。青く高い空を見上げているとふと思い出したことがある。 「戦火のウクライナから鹿児島市に避難している学生3人が、種子島を初めて訪れ、地元の高校生25人と交流した。互いの国の文化を教え合い、文学やアニメといった趣味の話にも花が咲き、...